我が家にはもう少しで2歳になるワンちゃんがいます。
ミニチュアシュナウザーの『あんこ』ちゃん(女の子)です!
お迎えしたのが去年の3月…約一年半前に我が家にお迎えしました。
私の家には動物好きの人間ばかりで、動物園や猫カフェなど
動物がいる場所が大好きで、その中でも簡単に行きやすいペットショップには
ほぼ毎週顔を出していたような家族でした。
私はもともと実家で犬と猫を飼育した経験があるという話を以前したかもしれませんが
奥さんと子供たちは動物と家で過ごした経験がなく、特に奥さんは不安の方が上回っていたようで
動物が大好きにもかかわらず家にお迎えする機会を逸してきました。
私の考えとしては、不運な犬や猫が一頭でも少なくなればと常に考えており
保護犬または保護猫を譲渡してもらって、我が家で幸せになってもらえればと思っていたのですが
さっきもあったように奥さんの不安が買っている状態でさらに保護犬、保護猫となると
自信がないとはっきり言われたこともあり、はなしあいを重ねて子犬を購入しようという方向になっていきました。
それはペットショップなのかブリーダーさんからなのかは決めていたわけではないのですが
とあるペットショップに立ち寄った際に、奥さんがあんこにひとめぼれをして我が家にお迎えしました。
日本に生まれて日本に生きている私としては、日本のペットショップのシステムに違和感を感じることが少ないのですが
いざお迎えを前提としてペットショップを回っていると、本当に申し訳ないのですが
日本のペットショップの質の悪さというか…展示されている犬猫をみていると何とも言えない感情に襲われたのを今でも思い出します…
そもそもケージ一つ分ほどのスペースに、トイレと玩具とお水という最低限の設備で展示されており
自由とは程遠い環境の中、構ってほしいと必死のアピールをしてくる光景を皆さんも見ていると思います。
私自身もその光景を『可愛い』や『ほほえましい』とみていたはずなのですが…
展示動物が30前後いる中に店員さんが3人ほどでお世話をしている。そんな光景を見かけることがありました。
排泄のタイミングを考えるとかなり不衛生な環境になる可能性が高いと感じましたし
実際、排泄されたものが長期間放置され、それを…なんて瞬間も目にしてしまうこともありました。
とあるショップで店員さんから『良かったら抱っこしてみますか?』と言っていただき
少し気になって(売れ残ってかなり大きくなっていた子でした)いたのでお言葉に甘えて抱っこをさせていただいたのですが…
本当に申し訳ないのですが、抱っこした瞬間かわいらしいワンちゃんからかなりの獣臭が…
不衛生な環境の中、シャンプーもしてもらっていないんだなとすごく悲しくなりました。
しばらくその子のことが頭から離れず、
『次行ったときにまだいたらお迎えしてもいいかな?家で幸せにしてあげたい!』
といったことを奥さんと話していた記憶があります。
結果、次行ったときにはその子はもうおらず、我が家にお迎えすることにはならなかったのですが
ああいった光景は今でも思い出すたびに悲しくなる、ある意味トラウマになる部分でもあります。
コロナ禍で在宅時間が増え、ペットをおうちに迎える家庭が急増したととあるニュースで見ました。
それに伴ってペット産業自体がインフレ化しており、生体自体もインフレしているようです。
儲かる産業には必ずお金だけを目当てに参入してくる方がいる。これは避けては通れないですが命を扱う産業。
人間が居なければ生きていくことすら難しい子たちがそこにはいます。
ペットショップ自体を悪とは思いません。ただ悪と言いたくなるペットショップがあることも事実です。
おそらく悪と言われるペットショップの方が儲かってしまっているんだと思います。
これからペットを迎えようと考えている人達には今一度どういった環境で飼育されているかを見てほしいと思います。