あなたはギャンブル依存症ですか?

”はい”と答えたそこのあなたは…『大したことありません』

”いいえ”と答えたのに週の半分以上ギャンブルをしてしまっているそこのあなたは…『軽度または中度の依存症』でしょう。

そして”いいえ”と答えたにもかかわらず毎日ギャンブルと触れているそこのあなた!『重度の依存症』ですよ!

なぜ突然こんな話をしているのか。

皆さんお気づきの通り私自身一時期『(自称)中度の依存症』レベルの人間でした。

パチンコ・スロットバブルと言われた2000年代中盤

まさに私は毎日のようにパチンコ店に入り浸っていました。

・パチンコをするために嘘をつく

・使ってはいけないお金を使ってしまう

・負けを取り返そうとして途中でやめられない

・パチンコをするために借金をした

・パチンコが原因で大切な人とけんかになった

1つでも当てはまってしまうと『パチンコ依存症』の可能性があるとのことです。

これはパチンコ店のトイレなどに一時期大量に張られていたPOPに記載されていたチェック項目なんですが

当時の私は自分なりに『依存症』については自覚をしていて

上記のチェック項目からすると5個すべてに当てはまる生活を送っていました。

ギャンブル依存というよりは完全なパチンコ・スロット依存でしたね。

小さいころから父親と一緒に競馬をたしなんでいたのですが

自分でお金を稼ぐようになってからというもの、競馬には一切の興味がなく

稼いだお金のすべてがパチンコ店に消えていったのを覚えています。

特に2個目の

『負けを取り返そうとして途中でやめられない』

これはかなりのパワーワードで、当時の私の状態は

『お金が無くなる(使えるお金)or閉店時間が来る』

このどちらか出ないとパチンコ店から出ることができませんでした。

まれに早々に大勝をした際にはすんなりやめれることもありましたが

そんなことはそうあることでもなく、ほとんどが2択状態であったことに間違いはありません。

特に20代前半は完全な養分になっていて、負けを取り返すためにより深くはまっていってしまいました。

そんな私が依存症から抜け出すきっかけだなぁと

当時を振り返って思い当たることは、ほとんどの人が意外と感じるかもしれませんが

『勝ち方がわかったこと』です。

どうですか?意外ではないですか?

当時は爆裂機全盛の時代で、一日に10万20万は当たり前、うまくいけば3桁近く勝てる人もいた時代。

私はその裏を突くような作戦でほぼ常勝できる状態を作ることに成功しました。

でも本来求めていた常勝状態が、いざなってみると本当にむなしいんです。

以前のようなアドレナリン?脳内ドーパミン?

いわゆる興奮作用は一切なく、ただ単純な疲れる作業をしているように感じてしまうことが増えていきました。

やはりギャンブルの面白さは

『勝つか、負けるかのヒリヒリした緊張感』

なんだと思います。負けるかもしれないという緊張感がない状態では

工場でライン業務についている作業員と同じ感覚になっていしまいます。

メダルを入れる→叩く→ストップボタンを3つ押す

この作業の繰り返しを何時間もするわけです。”ほとんど負けるリスクと緊張間のない状態で”何時間も繰り返していたら

それはもう疲れます…楽しいの何倍も疲れます…

そのうち自分でも『何やってんだろうな…』という感情が勝ってきて

結果的におおよその負けを回収できたあろう時期にパチンコ・スロットを卒業することができました。

今でもたまに(年に2~3回くらい?)行くことはありますが

行くたびに『これの何が面白いんだろう…』となってい1時間程度で飽きてしまいます(汗)

これを見た『ギャンブル依存症』かもしれないと苦しんでいる方がもしいらっしゃったら

そのはまっているギャンブルについてめちゃくちゃ真剣に細部まで調べることをお勧めします。

基本的にギャンブルとは胴元が勝つようになっています。そうでなければ継続できませんから。

そんな中でごく一部のほんの一握りの人だけが勝者側に回ることができる…

それがギャンブルです。

自分が限界だと思えるまで熱中しているギャンブルについて調べつくしたとき

あなたは多分そのギャンブルを諦めるか飽きることになるでしょう。

物は試しです。苦しんでいる方はぜひ!

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