先日公示されました、参議院選挙
稀にみる円安や、物価の急上昇など、昨今の中ではかなり注目度の高い選挙になると思われます。
しかし、近年少しずつ上がってきているとはいえ、日本の投票率はなかなか上がってきません。
私自身も20代のころは(今から15年ほど前まで)お金を稼ぐことに忙しく、食べることに一生懸命で
選挙や政治に関して考えることなんてほとんどなかった時もありました。
がある時を境にこれではいけないと気づき、そこからはすべての選挙で投票を行ってきました。
ここでは「なぜ選挙に行かなければいけないと思ったか」
自分なりの考えをお話しできたらと思います。
早速ですが大きく分けて理由は3つ
まず第一に「投票しない人は相手にされない」です。
現在の政治を少しでも考えてもらえれば思い当たることも多いと思いますが
・高齢者にやさしく若者に厳しい
⇒ 投票率の高い高齢者向けの政策が多く語られている。投票に来ない世代に訴える意味がない
・就職氷河期というものが起こった
⇒ 投票に来ない世代に対する投資をやめ、投票率の高い世代に予算を回した
・少子高齢化が止まらない
⇒ 子育てや、出産に予算を回しても投票に来ないのであれば意味がないため予算が増えず、対策が遅れている
理由が共通しているように思われます。
第二に「投票率が低いと政治家が楽になる」です
第一の理由と直結するかもしれませんが、
政治家の目指すものそれはただ一つ「選挙に勝つ」ことです。
決して日本国を良い国にしようとか、国民の生活の向上させようとか思っていません。
(思っている方もいらっしゃるとは思いますが、そういう方はほとんどが落選しているように思います。)
選挙に勝つために何をするかということしか考えていないと思います。というよりそう考えないと選挙に勝てません。
だからこそ「投票してくれる人に胡麻を」擂ります。
現在起こっていることでいいますと
・大企業の内部留保が毎年史上最高を更新されている
⇒ 組織票をくれる大企業を優遇する政策がとられている(法人税減税など)
・天下りがいつまでたってもなくならない
⇒ 政治家とのパイプを持つことで事業を有利に運べる。そのお礼として組織票が入る。
などです。政治家にとって一番大切なのは組織票です。
某政党はその組織票をどこよりも持っているため、非常に発言権が大きくなっていることからも良くわかります。
だからこそ組織票だけで選挙に勝てるように「投票率は低いままであってほしい」と思われています。
ここで勘違いして欲しくないのですが、決して「政治家の方が悪い」とは思っていません。
”国や国民のこと全体を考えない政治家が悪いに決まってる”という意見もあるかもしれません。
が、政治家の方々にとって「選挙」はいわゆる営業活動だと思っています。
一般の会社員の方も冷やかしばかりで一向に契約してくれないとわかっている人に時間や労力を割かないですよね?
それと同じことで、仕事をうまく回すために当然の行動をしているだけなんだと思います。
だからこその3つ目の理由は「選挙に行かなければ何も変わらない」からです。
1つ目、2つ目の理由を解消するための唯一の手段は「投票率を上げる」ことだけです。
すべての世代で投票率がある一定以上あれば、
政治家の方々はすべての世代を対象とした政治を行わざるを得なくなります。
シンプルです。
こっちを向いてくれないとあなた(政党)に投票しませんよ!が脅し文句にならないとダメなんです。
だからこそ「誰に投票した」とか「投票した人が落選した」とかどうでもいいんです。
「投票する」という行為そのものが最も大事なことなんです。
1回や2回の選挙では何も変わらないかもしれません。いや変わらないでしょう。
ただ継続していけばいつか変わるかもしれません。
そして行動しなければ絶対に変わらない。これは確かなことです。
今は期日前投票もかなりやりやすくなり、都合が合わないという人はほとんどいないと思います。
だからこそ「投票」という行動を起こして欲しい
今ではなく少し先の未来を明るくするために…