昨日は大変ショッキングな事件が発生してしましました。
日本に住んでいる人間からは想像することができないような…
安倍晋三元総理は戦後最長8年8か月もの期間
総理大臣という役職につかれていたことからも人望と実力を兼ね備えた方だったことは
容易に想像がつきます。今もSNS上では一国民が発した不便なことや危険なことの解消にいち早く
対応してくれたことに対する感謝があふれています。
”不満があるなら暴力ではなく票で訴えるべき”
と改めて強く思う…本当に痛ましい事件でした。
せめて安らかにと願うばかりです。
明日、参院選投開票日を迎えます。
我々国民が、日頃思っていることを票に乗せて意見を表明する機会です。
事前の予想では『改憲勢力が3分の2確保の大勝利』とされています。
いわゆる改憲勢力がすべて与党だという訳ではありませんが…
現在与党と言われるのは
”自民党” と ”公明党”
この2党だけだと私は考えています。
しかしTwitterを見ていると、この2党に加え
”日本維新の会” と ”国民民主党”
を加えた4党を与党として扱っている方が一定数いらっしゃる印象です。
私からしたら後者2党は『圧倒的に野党』だと感じますがね…
おそらくそういった方は与党の政策のうち、重要な部分を1つでも賛成すること
(多くの場合改憲派がということなのでしょうが…)
このことが与党に与していると判断されているのではないかと…
確かに憲法改正の面では、『議論すべき』という点では同じかもしれませんが
『議論もせずに反対』と言い切るのが野党の仕事だとは到底思えません。
良いものには賛成を! 悪いものには反対ではなく対案を!
これが”私が”求める野党の姿です。
すべてにおいて反対を投じる党は
自公政権をすべてに賛成できないという方には必要かもしれないですが
国をよくするために必要かと言われれば…少し疑問が残ります。
最近よく『AbemaTV』のニュース番組を拝見するのですが
アーカイブの中で、立憲民主党の泉代表と国民民主党の玉木代表を
スタジオに呼び、討論をする番組を見た際に、今の日本が抱える問題が見えてきました。
それは『質問に対しての回答がはっきりしない』ということです
泉代表の発言のほぼ全てにおいて、何かを断言するということがなく
『検討の余地がある』と言葉を濁すシーンばかりでした。
対する玉木代表は、『我々の考えはこうだ!』とはっきり言い切るシーンが多くみられ
最大野党である立憲民主党が、反自民の受け皿になれないことを象徴しているようでした。
その点、国民民主党の玉木代表の物言いは常にはっきりと意思表示があり
良くも悪くも支持、不支持を選びやすいなといった印象でした。
プラスとマイナス両方の面を持つかもしれませんが、
『これには賛成でこれには反対で』といった意思が明確な分
支持者も自信をもって支持できるでしょうし、いざ当選した際にも
見守る判断材料になるため、その後の判断もよりしやすくなりますよね。
”日本維新の会” や ”れいわ新撰組” ”NHK党” ”参政党”などが
似たような印象があります。
こういったものをはっきり言う政党が、野党の中で立場を強くできれば
より具体的で、前進しやすい討論が行われるのではないかと思う今日この頃です。
明日の投開票の結果は、与党の得票数よりも、野党内での力関係に注目したいと思います!
日頃から不満に思うことがある人にとっては大きな機会です。
今回の投票率が大きく向上することを願います。